「嫌われ松子の一生」

丈二

2006年12月25日 00:01

「Dr..コトー診療所」の裏番組、TBSの「嫌われ松子の一生」が完結した。
映画の「嫌われ松子…」はミュージカルのような、喜劇仕立てになっていて原作を(読んではいない)かなりアレンジしていた。


「Dr.コトー」の裏番組といえば、3年前の「高原へいらっしゃい」を思い出す。佐藤浩市、西村雅彦、井川遙他の出演で、30年前田宮二郎が主演したドラマのリメイク版である。良い出来だったがあまり注目されなかった。
この「嫌われ松子…」も「高原へ…」同様視聴率的には苦しかった。何しろ相手はコトーである。
以前ご紹介したように「Dr.コトー…」は録画して土曜日に見た。「嫌われ松子…」はリアルタイムで見ていたが、仕事の都合上途中からのことも多く全てを見たわけではない。

「嫌われ松子の一生」、良いドラマだった。映画版とは全く趣を異にして原作に忠実に描かれた(とのこと)。
原作はかなり悲惨な話なのだが、内山理名が愛を求めて運命に翻弄される哀しい女を好演した。
劇中に使われる女声合唱(東欧の歌か?)のサウンドが情感を盛り上げていた。
松子は誰に嫌われたと言うのだろう…? 映画では松子の弟が「つまらん人生だ」と呟いていたが、誰も彼女の人生を否定することはできまい。
もう一度最初から全てを見てみたい。再放送はあるだろうか…。
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