前田憲男&日野皓正 ライブ

丈二

2010年06月27日 08:30



雨が降ったり止んだりで梅雨真っ只中の週末。
今日は第四日曜日だが、朝日カルチャー・一五一会教室はお休み。

今夜は町内会役員の懇親会があるが、他にはこれといったネタも無いので13日、「一五一会発表会」を早退して、かみさんと見に行ったグランシップ・ジャズライブ「前田憲男スペシャルビッグバンドwith日野皓正」の報告をしておこう。
「一五一会静岡教室発表会」では午後4時半過ぎ、プログラム・ラストの会津先生のソロを前に会場の「Cafe Piano」を後にした。
30分足らずで会場のグランシップ駐車場へ車を止め、先月行われた「結※結」と同じ中ホールへ。
開演まで15分、かみさんは既に席についていた。

ライブ前半は前田憲男ビッグバンド。
定番中の定番「Take The A Train」でスタート。
マスターでピアニストの前田憲男はもう70代半ばの日本ジャズ界の重鎮。
16人編成のバンドはさすがプロ!と思わせる迫力の演奏。
以前「しずぎんホール」で見たアマチュアビッグバンドのライブとは全然違う、身体の芯を揺さぶるサウンドだ。

続けて「Wisper Not」「Take Five」とお馴染みのナンバー。
そして「Autumn Leaves・枯葉」をモチーフに“ジャズの歴史虎の穴”講義。
デキシーランドに始まる10パターンのジャズのスタイルを演奏しながら、それぞれの特徴を解説してくれた。
私はカウント・ベイシーのスタイルが好きだが、スタン・ケントンの煌びやかなサウンドが印象に残った。

ライブ後半は世界の“ヒノテル”日野皓正を迎えて、彼のオリジナル3曲と「星に願いを」など。
68歳になってもスーパースターのパフォーマンスは健在で、良く喋り良く吹いた。
ラストは「チュニジアの夜」。
正に“ジャズ・レジェンド”と呼ぶに相応しいライブだった。


関連記事