琉球フェスティバル詳報(1)

丈二

2008年10月13日 21:37



先程大阪から戻りました。
早速昨日行われた「琉球フェスティバルin大阪」の模様をレポートします。

新大阪駅ホームで“どぅしぐぁー”のY氏と落ち合い、地下鉄で大阪城公園近くの谷町四丁目駅を降り、まずは宿泊先の「スーパーホテル大阪」へ。
最近のホテルはルームキーが無く、暗証番号で入室する。
部屋には寝間着や髭剃りなどの備品は置いていない。必要な備品はフロントから借りるようになっている。
徹底した合理化でコストを下げようという訳だ。

おっと話が脱線気味だ。次に進もう。
何の変哲も無いうどん屋で昼食後野外音楽堂のある大阪城公園へ。

大阪城は高校の修学旅行以来だ。外国人の観光客が多い。
午後2時の開場前なのに既に長蛇の列。入り口で列が途切れるのを待って入場し、まずはオリオンビールを仕入れに売店へ。
ここも長い列で Y氏と乾杯した時にはとうに2時半を過ぎ、ステージは既に始まっていた。

地元大阪のエイサーチームのダイナミックな演技に血が騒ぐ。
クバ笠を被った地謡のお兄さんはいい声をしてる。
笠を客席に投げて退場・・・オオー!与那覇徹(出場者リストには無い)じゃないか。上手なわけだ。

司会は「ゆうりきやー」のオバー(山田力也)とオジー(城間祐司)。
DVD「沖縄オバァ烈伝」のイメージそのままに愉快なコンビネーションで進行。

さてトップバッターは「東風」(タイトル写真)。ギター(男)と三線(女)のデュオは好きだ。3曲披露。

「東風」のステージが終わる頃太陽が顔を出した。客席の左半分は陽が当たって暑そうだ。

次は鳩間可奈子。彼女も予定外だ。考えてみれば予告だけのメンバーで6時間は長過ぎる。
久しぶりに新曲をリリースし、オリジナル曲を2曲披露。
そこへ大島保克が登場し、「月ぬ美しゃ」をデュオで披露。
ギターの近藤健二?を交えて「赤ゆら」「流星」とお馴染みを披露。(イラヨイ月夜浜はやらなかった)


左から鳩間可奈子、大島保克、近藤健二?

続いて奄美の若手唄者、前川真吾と牧岡奈美。二人とも上手い。
奄美の島唄は胸に沁みる。前川の「シュンカネ節」には涙が出た。

さあ次は下地勇だ。ショッキングピンクのシャツが眩しい。
宮古言葉でギターをかき鳴らし2曲。
シャンソンかカンツォーネを聞いているような錯覚に陥る。
お~っと!早くも新良幸人登場。
彼らは「先島のテーマ」というプロジェクトを組んでいたのだ。1曲披露。


下地勇と新良幸人・ケータイ画像は上手く写らない(明るいうちは我が愛機は自粛)

続いてはアルベルト城間。
彼はペルー生まれの沖縄人。ラテンミュージシャンそのものだ。
「ボラーレ」などスタンダードを3曲。
そして同じくアルゼンチン生まれの大城クラウディアと、「えんどうの花」をデュエット。

さあ、真打の登場だ。知名定男。
「ナークニー」~「カイサレー」そして「ジントヨーワルツ」を披露。
私は最近ようやく彼の凄さが解ってきた。
次の曲に「オイ、徹!」と舞台そでにいた与那覇徹を呼び、「ケーヒットゥリ節」「訂間当」。
そしてさらに、、、何んと宮沢和史 登場。
先の大城クラウディアも三線で加わって「ヒンスー尾類小」。
彼女は以前、コザの「姫」で歌っていたことがあったという。

「琉フェス」は今年14回目を迎えたが、宮沢和史の出演は初めて。
そしてこの宮沢和史のステージが前半最大の見せ場となった。
(次号に続く)

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