琉フェス詳報(後)

丈二

2009年09月22日 08:16



与那覇徹、大盛り上がりの客席に気前よく三線を投げ込み退場。

会場に三線仲間のRinaちゃんが来ているいるはず。双眼鏡で探すと、いたいた。
わらびさんとY夫妻も一緒だ。ちょっとだけ挨拶してこよう。

与那覇徹グループの興奮が一段落したところで後半のトップは古謝美佐子
琉フェス出演は8年ぶりとのこと。

ご主人佐原一哉のキーボードをバックに「アメイジンググレース」で始まった。
綺麗な衣装だ。照明のせいか髪が真っ白に見える。
お馴染みの「ナークニー~カイサレー」と続き「童神」で観客と一体になり大合唱。


さて、進行役のガレッジセール。2年連続の司会だが、試練が待ち受けている。
観客の泡盛責めだ。中盤あたりから、登場の度にコップ1杯をいっき飲みさせられる。

2006年の川満シェンシェーの時もそうだった。
フィナーレを迎える頃には酔っ払って満足に司会ができなくなる。
ガレッジセール、最後までもつだろうか?


そして登場はお待ちかね パーシャクラブ!
日比谷野音は彼らのためにある!

「月ぬ美しゃ」のイントロで「海の彼方」。既に観客は総立ち。凄い声援だ。
続けて「7月エイサー」「東バンタ」。新良幸人が叫ぶ「オーイ! 楽しいネ~!」

与那覇徹も加わり「五穀豊穣」。(タイトル写真)
もはや身体が勝手に動き出す。踊らずにはいられない。
ここまで来ると警備スタッフも観客の狂騒を黙って眺めるのみ。


パーシャの興奮が会場全体を包み込む中、大トリの誠小先生が姿を現した。

愛弟子仲宗根創を従え、薄青のちゃんちゃんこを着て歌い始めた。
「ヤッチャーグァー」「ナークニー~カイサレー」。あのお歳で見事なものだ。
仲宗根君も誠小そっくりに歌ったりして非凡な才能を見せつけた。
驚いたのは八重山の「トゥバラーマ~六調節」を歌ったこと。
嘉手刈林昌同様歌えない唄は無いんだな~と感服した。

フィナーレが近付いた。
我如古より子、古謝美佐子、与那覇徹が誠小先生を囲んで「19の春」。
誰かが歌詞を間違えたり、誠小が6番を替え歌で歌ったりして楽しいひとときだった。

さて、司会のガレッジセール。ゴリ一人だけだ。
ついに川田はダウン。仕事とはいえ気の毒なことだ。
新良幸人が代役でゴリと絡んでいる。

フィナーレは再び登場した大工哲弘。やはり「とぅばらーま」。心に浸みる。
そして全員でカチャーシー。

「琉球フェスティバル」。静岡から出掛けて行く価値のある、年に一度のお祭りだ。




関連記事