泣き歌ベスト3

丈二

2008年01月06日 22:38



高校サッカーはついに藤枝東が14日の決勝に進出した。最早優勝しかない。
思えば1回戦のPK戦を制したのが強運の始まりだった。選手達はこの修羅場をくぐり抜けてのびのびプレーできるようになった。
後はサッカー王国静岡の実力を遺憾なく発揮し、順調に勝ち進んできた。
チバリヨー!藤枝東!

さて久しぶりに「マイベスト3」行ってみよう。(^ ^)
今日は「泣き歌ベスト3」。

この歌を聴くと必ず泣いてしまうという曲ベスト3である。
「好きな沖縄Musicベスト3」と重なる面もあるが、泣き歌は飽くまでも私の主観的且つ感情的な選曲である。


泣き歌ベスト1. 「とぅばらーま」 (アコースティック・パーシャ)

画像はその「とぅばらーま」が収録されているアコースティック・パーシャの「月夜浜」。
新良幸人(ボーカル、三線)が結成したグループ。知名勝(ギター)、真境名陽一(ベース)、金城弘美(返しボーカル)の4人組。
新良幸人はその才能を様々な形で表現する。シンプルなサンデー(太鼓)とのユニット、ロックのビートを前面に出したパーシャクラブ、そしてアコースティックサウンドにこだわり、ジャズのテイストを加えたアコースティック・パーシャ。
私の最も好きなグループである。

「月夜浜」のラスト2曲目、知名勝のハーモニクスで始まり、真境名のベースが入ると早くも私の涙腺は緩み始める。



泣き歌ベスト2.「なりやまあやぐ」 (桑江知子)

ポップシンガー桑江知子の「なりやまあやぐ」である。
「私のハートはストップモーション」がヒットしたアイドル歌手は、デビューから25年を経て生まれ故郷の音楽に向き合っていた。
「ショーロクラブ」の笹子重治のサポートを得てボサノバ調のサウンドを主体としたオリジナルと、自ら三線を爪弾き歌う島歌。
ファーストアルバム「月詠み間」はふたつの音楽性が見事に融合した名作。
オリジナル曲「月下美人」、島唄「恋の花」、「御縁花」も涙物の傑作だが、彼女の代表曲、泣き歌はセカンドアルバム収録曲の「なりやまあやぐ」。余りにも有名な宮古民謡だが、彼女はアコギとバイオリンをバックにしっとりと歌い上げる。
出稼ぎに赴く夫を送る妻の情感がヒシヒシと感じられ、涙を禁じ得ない。



泣き歌ベスト3.「ハイヌミカゼ」 (元ちとせ)

奄美の唄者元ちとせがオリジナルサウンドを引っさげ、「ワダツミの木」でデビューした時の印象は鮮烈だった。
彼女にも夏川りみ同様、ターニングポイントとなる曲があった。山崎まさよしの「名前の無い鳥」との出会いである。
そして初フルアルバム「ハイヌミカゼ」。このアルバムは2002年のベストアルバムと断定する。
そのアルバムのタイトル曲である「ハイヌミカゼ」は彼女渾身の傑作。
女性シンガーの評価は、その詩に込められた「女心」を如何に表現するかによって決まる。
元ちとせはその「女心」を歌う数少ないシンガーである。



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