「てるりん館」にて
ゴヤ十字路の大ガジュマル
朝の雨が嘘のように太陽が照りつける午後2時過ぎ、コンクール会場を後にした。
再び空模様が怪しくなってきたコザ市のホテルへ戻り、一服。
3時前、サミー氏とゴヤ市場へ。
上間てんぷら店には今日も美味しそうなてんぷらが並んでいた。
一番街を抜けて、デイゴホテル近くの「てるりん館」へ向かった。
3年前のコザ探訪で入りそびれ、今度こそは訪ねようと決めていたお店。
ドアを開けると、照屋林次郎さんのお姉さんと思われる女性が現れた。
私は静岡から来たこと、民謡コンクールを受けたことなどを話しながら、店内を撮影
させていただいた。
故照屋林助氏愛用の四線をバックに。(横の2本も林助氏の貴重な形見だ)
お名前は聞けなかったが、言うまでもなく故照屋林助氏のお嬢さんであり、林賢氏の
お姉さんでもある。
彼女は奥のカウンターテーブルに
コーヒーを出してくれて、偉大なお父さんの
思い出話をして下さった。
彼は根っからの芸人で、家族にとっては良き父親ではなかったそうだ。
明日に本番を控えるサミー氏は、お店の高価な三線を借りて「恋の花」を・・・。又しても完璧!
コーヒーをご馳走になりながら1時間ほど、林賢バンドのことや、沖縄音楽のことなどのお話を伺った。
一介の観光客にお茶を出しながら、こんな貴重な
裏話をしていただけるとは夢にも思っていなかった。
感謝感激の1時間だった。
手ぶらで失礼しては申し訳ない。ねずみ色のバチと消音ウマを購入した。
サミー氏も消耗品であるウマを10個位購入していた。
お店に備えてあるノートに「赤地貞子琉球民謡研究所門下生 たかな ぴーやし」と記帳してお店を後にした。
(実際は本名を書いています。念のため)
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