うなぎパイ工場見学

丈二

2008年11月01日 16:00



かみさん、娘と静岡銘菓「うなぎパイ」のメーカー、浜松の「春華堂」へ工場見学に行ってきた。

静岡のお土産といえば一に「安倍川もち」、二番目が「うなぎパイ」。三番目は意見が分かれるが「こっこ」。

この三つが定番だが、やはり一番人気があるのが夜のお菓子「うなぎパイ」。
沖縄の皆さんもご存知の方がいらっしゃると思う。

最近一般の消費者に工場見学をしてもらうメーカーが増えてきた。
特にお菓子メーカーは人気の的。団体が来れば売店は押すな押すなの大繁盛。
従業員に休日出勤させても充分商売になる。

この日も駐車場には大型バスが何台も止まっていて、私達も入場まで少し待たされた。


焼き上げ工程。ベルトコンベアに載せられた生地が膨らみ、焦げ目が付いていく。

生地作りから始まり、一枚一枚ベルトコンベアに載せられて、焼かれ、シロップを塗り、砂糖をかけ、袋詰めされる工程が順を追って見学できるようになっている。


シロップ塗り工程。画面中央のハケがシロップを塗り照りを出している。

見学用工場内の壁には「うなぎパイができるまで」の大きなパネルがあり、ビデオシアターでは常時製造工程の詳しい説明ビデオが流されている。



大量生産とはいえこの静岡銘菓は、従業員の愛情込めた菓子作りがされていることが分かる。
さて、どこでも見学コースの終点は、お土産売り場と決まっている。
かみさんは誰に何を買っていこうかと、迷いながら買いまくっている。
そう、うなぎパイといってもいろいろ種類がある。
「うなぎパイ」「うなぎパイ・ミニ」「ナッツ入りうなぎパイ」「うなぎパイ VSOP」、他に「えび汐パイ」や各種和菓子、洋菓子。
お買い得は「お徳用うなぎパイ」。これは形の崩れたものや割れたものの袋詰め。
安いし贈答用でなければこれで充分。
ここを見学するとうなぎパイのキャッチフレーズを「夜のお菓子」とした意味が分かる。


充実の時間を過ごし、次は同じ浜松市内にある平野美術館 へ。
今、平野美術館では、あの美貌の日本画家 「松井冬子展」を開催しているのだ。
松井冬子画伯

1974年、静岡は遠州森町の生まれ。2007年東京藝大に於いて日本画専攻としては女性初の博士号を取得。
彼女の典型を成す作品は、その美貌とは似ても似つかぬ幽霊画。


(左)夜盲症、(右)淨相の持続(部分)

私が初めて彼女の作品を見たのはNHK教育のある番組。2004年発表の「淨相の持続」を見て衝撃を受けた。
上の画像(右)はその一部分だがとても全部は紹介できない。(少女の死体を描いている)

その美貌も相俟って、それ以来私は彼女に注目している。
松井冬子についてはまた別の機会で詳しく述べてみたい。


さてお腹がすいてきた。
ちょうど美術館の近くにうなぎやさんがあり、昼食はここで。

うな丼・上

さすがに浜松。うなぎの本場である。大満足で店をあとにした。

この次は同じくうなぎの美味い町三島で、佐野美術館へ寄った帰りにでも極美味うな丼を賞味してきたい。
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