ささやかな祝宴
職場の同僚のNさんは昨年6月頃入社したが、つい最近まで私と趣味や音楽の話をする機会がなかった。
その彼女が「白花」や会津さんのファンで、三島の「蔵」、「カフェPIANO」「マキタさんとみっちゃんトコ」などのライブを見たと聞き大いに驚いた。彼女が沼津在住の折り、お友達が朝日カルチャー・三島教室の事務員をされていて、会津さんと交流があったことが事の発端。彼女も私が“白花のジョージ浜口”とはつゆ知らず憧れ?の人が職場にいたことを知り驚愕したそうだ。
彼女が、サミーさんにお会いしたい、「海人」にも行ってみたい、とのことでサミーさんに打診したところ、快く応じてくれた。
彼女は朝日カルチャー勤務のお友達 I さんと、サミーさんはパートナーの綾ちゃん同伴で5人の飲み会となった。
お二人の前途を祝し乾杯!
午後6時半過ぎ、まずはサミーさんと綾ちゃんの婚約を祝して乾杯。
私は2年間「白花」のメンバーとして二人を見守ってきたが、全くお似合いのカップルだ。
慶太くんに豆腐蓉、海ぶどう、ラフテー、ゴーヤチャンプルー、ナーベラー、お造りなど次々と
注文し歓談。
8時を過ぎたところでサミーさんが大将から三線を借り、綾ちゃんは持参した奉生を取り出し
「童神」を歌いだした。
私もすかさずギグバックからウクレレを出し演奏に加わった。久しぶりに“すみちゃん”の出番だ。
二人は「赤花」というユニット名でライブも経験しているので息はピッタリ。
私の方は普段のテナーからソプラノに持ち替えたせいで大分まごついた。
続いて「赤田首里殿内」。彼らのキーがDなので私は対応できずコーラスを受け持った。
私も負けてはいられない。「イラヨイ月夜浜」でお返し。久しぶりの“テーゲーズ”だったがピッタリ
という訳にはいかなかった。
さらに「安里屋ユンタ」「オジー自慢のオリオンビール」と“ゆらてぃく”のナンバーでたたみかける。
さながら歌合戦の様相を呈してきた。サミーさんはビールから泡盛に切り替え、私も乾杯の時点から飲んでいる「於茂登」のピッチが上がる。
追加注文でテビチ、唐揚げなどを頼み、歌会は「島唄」「島々清しゃ」「てぃんさぐぬ花」「19の春」「芭蕉布」と続いた。
気がつけば9時半を回っている。沼津在住の I さんと、Nさんはそろそろ、ということになり最後にリクエストをいただいた「花」で中締め。
Iさん撮影。今更ですが Nさんに合わせて全員目隠ししました。
さて、締めの八重山ソバ(タイトル写真)を頼み、歌会後半戦は私が唄三線でお二人に「祝い節」と「安波節」を奉げた。
大分酔いの回ってきた小父さん二人は、時事放談を織り交ぜつつ歌い続け、10時50分、大将にお騒がせを詫びつつお店を後にした。
「白花」に参加して2年、メンバーは随分成長したと思う。それぞれの思い、夢を抱きつつ帰路に就いた。
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