「カフーを待ちわびて」
昨日のTBS「王様のブランチ」映画コーナーは見応えのある内容だった。
栄光のアカデミー賞詳報に加えて、注目作に「カフーを待ちわびて」が紹介された。
沖縄を舞台にした映画を見逃すわけにはいかない。
しかも、先々月亡くなったあのロックドラマー大口広司の遺作となった作品なのだ。(元テンプターズのドラマー大口広司のことはまた後日語りたい)
葵区の「サールナート・ホール」へ急行した。
幸と明青
原作:原田マハ。この「カフーを待ちわびて」で第一回日本ラブストーリー大賞を受賞。 監督:中井康友「ハブと拳骨」 脚本:大島里美、主な作品「東京タワー~オカンとボクと、時々オトン~」
出演:明青(玉山鉄二)、幸(マイコ)、渡(勝地涼)、俊一(尚玄)、オバァ(瀬名波孝子)、オカァ(高岡早紀)、村長(ほんこん)、医師(大口広司)他
「『カフーを待ちわびて』は、ひとつの絵馬を通して出会った男女の恋の行方を描いた、スピリチュアルなほど純粋なラブストーリーである。姓名と島の名さえ記せば、手紙が届くような小さくて親密な世界。そして絵馬から始まる偶然。その偶然から思いもかけない運命の必然へと導かれる、心癒される現代のおとぎ話。
このファンタジックな設定に自然なリアリティーを与えているのが、美しさの中に神秘的な空気の漂う沖縄の小島という風土である。ここでなら、願い事もきっと神様に聞き届けてもらえそうな、そんな気にさせてくれる。」(パンフレットより)
舞台は沖縄の離島だが、ロケ地は本島北部の今帰仁村と古宇利島。
「主人公明青が愛犬の名にもつけた「カフー」とは沖縄の古語で「果報」「良い知らせ」「幸せ」の意味。“カフー、アラシミソーリ”とそっと手を合わせれば、「みんなが幸せでありますように」と祈る優しさが島の大気に溶けあっていく・・・。」
ヒロイン幸に「山のあなた~徳市の恋」で鮮烈なデビューを果たしたマイコ。
私が今最も注目している女優である。
「山のあなた~徳市の恋」は昨年公開された石井克人監督、草なぎ剛、加瀬亮、堤真一など出演の伊豆の温泉地を舞台にした作品で彼女がヒロインを演じている。
ぴーやし大注目の女優・マイコ
大抵の作品は静岡の映画館で見られるのだが、何んとこの「山のあなた~徳市の恋」は上映されなかった。
DVDは出ているようなのですぐにでも見たい。
「カフーを待ちわびて」。小さな映画館の小さなスクリーンで、沖縄の空、海、大地、空気を満喫した。
で、ぴーやし的評価は・・・★★★★(星四つ)
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