「ホノカアボーイ」
昨夜からの雨が上がり、夏を思わせる日差しが射し始めた春分の日。
清水区の
MOVIX へ「ホノカアボーイ」を見に行った。
以前予告編を見て、これは絶対イケるとマークしていた作品。
舞台は沖縄ではなくハワイ。
ハワイもいい所だ。一度行ってみたい。
「ハワイ島の小さな町ホノカアで青春時代の数ヶ月を過ごした吉田玲雄が自らの体験を綴った同名小説を、『ハルフウェイ』の岡田将生主演で映画化。
失恋したショックで大学を休学したレオは、かつて恋人と訪れたことのあるホノカアの映画館で映画技師として働くことに。
ちょっと風変わりで温かいホノカアの住人たちとの交流を通し、レオは少しずつ成長していく。」 (eiga.com より)
レオ(岡田将生)、ビーさん(倍賞千恵子)、エデリ(松坂慶子)、コイチ(喜味
こいし)、マライア(長谷川潤)、カオル(蒼井優)、チャコ(深津絵里)、みずゑ
(正司照枝)ほか
この「ホノカアボーイ」、「かもめ食堂」「めがね」「カフーをまちわびて」などと同じ流れを汲む
癒しの映画 だ。
ホノカアピープルズシアター。2階が主人公の住処。
何より映像が素晴らしい。全てが
絵になる 映像なのだ。
そして常にそよ吹いているハワイの
風。
他人との距離が上手くとれない青年レオをとりまく、どこか風変わりなホノカアの人々。
映画館の女主人エデリのキャラが素晴らしい。痩せたいのに食いしん坊・・・。
松坂慶子円熟の演技だ。
そしてエッチ本が大好きなコイチさん役に、漫才コンビで一世を風靡したベテランお笑い芸人・喜味こいしが扮する。
松坂慶子(左)、喜味こいし(中)、正司照枝(右)
さらに床屋の女主人に、これまたベテランの正司照枝。
子供の頃見た「かしまし娘」の漫才が懐かしい。
映像が素晴らしいこの作品のもうひとつの特徴は、次から次へと登場する美味しそうな料理。「ごちそうさま委員会」、いい仕事してます。
この映画に度々登場するハワイのお菓子「マラサダ」
コイチさんが言った言葉が心に響く。
「年をとったからってやっちゃいけないことなんか、ないんだぜ。」
左からレオ、ビーさん、エデリ、マライア
海あり、フラあり、ウクレレありの田舎町。
スクリーンからハワイの風をいっぱいに受けて映画館を出た。
ぴーやし的評価は、★★★★☆(星4っつ)
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