昼の部は午後２時半の開演。
予想通り“アラカン”世代で静岡市民文化会館大ホール客席は一杯になった。
７対３位で女性が男性を圧倒している。

コンサートは堺の「フォー・ワンス・イン・マイ・ライフ」で始まった。
彼の歌の上手さは相変わらずだ。
続いて井上が「ペイパー・ムーン」で登場。
彼の微妙に音程がズレる歌い方、素人っぽさも変わらない。
それが井上順の個性、持ち味だ。
「煙が目に沁みる」「ユー・ネバー・ノウ」など二人のコミカルなやりとりもＧｏｏｄ！
「ツイスト・アンド・シャウト」で盛り上げたあと、「街の灯り」「お世話になりました」など
それぞれのソロ時代のヒット曲を披露し、後半へ。
堺正章といえば“かくし芸”。「マイウェイ」を歌いながら様々な芸を披露した。
クライマックスはテーブルクロス抜き。見事に決まった。
「Ｍｒ．ボージャングル」での堺の歌と、井上の演技も心暖まるものだった。

フィナーレは勿論スパイダーズナンバー。
当時のミリタリーユニフォームで「夕陽が鳴いている」「なんとなくなんとなく」「あのとき君は若かった」など観客の興奮は最高潮。そしてアンコールは「バン・バン・バン」！
グループサウンズ・スパイダーズの熱狂が甦り、涙したご婦人も多かっただろう。

コンサートは興奮さめやらぬ中、５時少し前に終了。我々は市の中心街へ移動した。




「戸隠」名物「磯おろし」

さて、どぅしぐぁーのサミー氏が出演するストリートライブが７時半にある。
呉服町通りにある蕎麦の名店「戸隠」で軽く腹ごしらえをして、書店や「無印良品」で時間をつぶしながら開演を待った。

彼が一五一会の名人・会津里花さんとコンビを組む「白花２」は、或るイベントの「キャンドルナイトライブ」の１グループとして出演する。
そのイベントは「ライトダウン&キャンドルナイトｉｎ青葉」。
「ＳＴＯＰ地球温暖化キャンペーン」の一環イベントだ。
夏至の６月２１日の夜７時半から電気を消して、蝋燭の灯りによるライブやアートイベントを行い地球温暖化を考えるというもの。（冬至の１２月２１日にも行われる）



ライブ会場に蝋燭の火が灯り、出演者も準備が整ったようだ。
「白花２」は琉球ポンチョのユニフォームで登場。おや、３人いる。
一五一会を抱えた女の子だ。誰だろう。

「島人ぬ宝」で演奏が始まった。通行人が集まってくる。
続いてオリジナルナンバー「ヤツデの木」。
３曲目はサミー氏のソロ。何んと「恋の花」だ。彼の精神力の強さに舌を巻いた。
ラストは観客と一緒に「涙そうそう」。大いに盛り上がった。



ライブを終えた彼らに挨拶。先に「海人」に行くことを伝えた。
かみさんは帰宅。私は沖縄居酒屋「海人」の暖簾をくぐった。

まず大将にコンクールの結果を報告。大将は奥さんとともに祝福してくれた。

暫くして「白花２」のメンバーがやってきた。
座敷で「お疲れ様」の乾杯。ここで３人目のメンバー、ハナトミ綾さんを紹介して
もらった。
「白花２」は３人となり、「白花３」に進化した。

ハナトミさんは会津さんの秘蔵っ子（？）の一五一会プレイヤー。
綺麗な声で、歌も上手い。
会津ファミリーに強力なメンバーが加わった。

私は彼らの練習を邪魔しないよう、「於茂登」を飲みながら見学した。
サミー山田作詞、会津里花作曲の新曲「すみれ島」を初めて聞かせてもらった。
素晴らしい。マジに感動した。これは世に出すべき歌だ。

さて、時計は１１時を指そうとしていた。
まだ練習を続ける３人に別れを告げ「海人」を後にした。

日曜日は伊可麻教室で三線のお稽古。
師匠にお礼の挨拶をしなくては。