ぴーやしのイラヨイほりでい

沖縄の全てを愛するぴーやしのお気に入りや休日の出来事などを、つれづれなるままに  綴っていきたいと思います。

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丈二
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ある時はてぃーだブロガー「ぴーやし」、又ある時は癒し系ユニット「まじゅん」のウクレレマン「ジョージ・浜口」。
時たま沖縄居酒屋でヘタな唄三線を唸るアラカン親父です。
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My Best 3

沖縄映画ベスト3

沖縄映画ベスト3

以前「日本映画ベスト3」をご紹介したことがあった。ただ「七人の侍」にしても「田園に死す」にしても私の人生を変えるほど影響力があったわけではない。

今日ご紹介する「沖縄映画・ベスト3」、特に「ナビィの恋」は私の人生を変えてしまったのだ。赤ハイビスカス
 
そう、沖縄は私の人生を変えた。

改めてその沖縄を舞台にした映画ベスト3を紹介しよう。

沖縄映画ベスト1.「ナビィの恋」
沖縄映画ベスト3 沖縄映画ベスト3

制作:1999年 監督:中江裕司 
出演:平良とみ、西田尚美、登川誠仁、村上淳、嘉手刈林昌、大城美佐子、

皆さんご存知のこの作品。説明は不要だろう。

1992年社員旅行で初めて沖縄を訪れたとき、私は確かに「沖縄病」ウィルスに感染した。しかしこのウィルス、潜伏期間が長かった。
私が沖縄病を発病したのはこの「ナビィの恋」を見た直後だ。(2001年の春だったと思う)
青い空、真っ赤なハイビスカスの花、赤瓦の家・・・沖縄っていいなァー
(この時沖縄民謡界の大御所・誠小さんも、神様・林昌さんのことも知らなかった。)
2002年は私の人生のターニングポイントといえる。
活字に「沖」と「縄」が混じっていると注目し、TVから三線の音が聞こえると振り返り、沖縄ミュージシャンのCDを買い漁り、秋にはカルチャースクールの三線教室に通い始めた。
翌年再び那覇空港に降り立ち、さらにまた翌年八重山を訪れ、今やドップリと沖縄の魅力にハマッている。

「ナビィの恋」には沖縄の魅力の全てが詰っている。


続いてベスト2.「ホテル・ハイビスカス」
沖縄映画ベスト3
                                                                                                                                                                 製作:2002年 監督:中江裕司 原作:仲宗根みいこ(コミック「ホテル・ハイビスカス」)
出演:蔵下穂波、平良とみ、照屋雅雄、余貴美子、    登川誠仁、大城美佐子



DVD「ホテル・ハイビスカス」のパッケージ

静岡での上映は翌年の夏。今までも度々映画の記事で紹介している「サールナートホール」の最前列で見た。

主人公は小学三年生のお転婆な少女美恵子。同じクラスの二人の男の子を従え、あるいは一人で小さな冒険を繰り返す。
物語は四章に別れ「フェンス」「太陽母ちゃん」「美恵子の大冒険」「お盆どぅーい」。
「フェンス」では大城美佐子、「美恵子の大冒険」では登川誠仁、国吉源次が出演。「ナビィの恋」で主演の西田尚美も学校の先生役でチョコッと出演している。

この作品の魅力は登場人物全ての人間的な魅力に尽きる。
主人公美恵子の小さな身体はエネルギーに満ち溢れ、天真爛漫な行動は見ているだけで元気が出てくる。
おばあの平良とみ、母ちゃんの余貴美子、父ちゃんの照屋雅雄、にいにいとねえねえ、それぞれ魅力的なキャラの家族に見守られながら成長していく。そして前述したキジムナータンメーの登川誠仁、まやー食いおばあの大城美佐子もいい味を出している。

この「ホテル・ハイビスカス」も「ナビィの恋」同様、濃密な沖縄の匂いを発散している。ストーリーの面白さに加えて舞台となる民宿、路地、米軍基地、さとうきび畑などの沖縄の風景が素晴らしい。


そしてベスト3.は「パイナップルツアーズ」
沖縄映画ベスト3 沖縄映画ベスト3
DVDパッケージ(左)と「春子とヒデヨシ」(右)   

1992年製作。沖縄の離島(伊是名島)を舞台に、住民達の珍騒動を描いたオムニバス。三人の監督が製作した別々の物語を、巨大な張りぼてのパイナップルと不発弾を絡めてひとつの作品にまとめている。
第一話「麗子おばさん」(真喜屋力監督)、第二話「春子とヒデヨシ」(中江裕司監督)、
第三話「爆弾小僧」(當間早志監督)

登場人物は、三話通して出演の藤木勇人。第一話ではあの新良幸人が三線を弾きまくる。製作から16年も経つので始めのうちは彼と分からなかった。スリムなのだ。
第二話では今は無き照屋林助師匠が登場する。勿論唄も披露する。とぼけた演技が見事だった。
第三話は・・・ピンとこなかった。

この「パイナップルツアーズ」、何といっても中江裕司監督の「春子とヒデヨシ」の出来が素晴らしい。
大和の青年ヒデヨシが照屋林助をはじめとする住民達に騙されて春子と結婚させられることになり・・・。
若い働き手がいない離島の事情が察せられて微笑ましい。

この作品も伊是名島の美しい風景が沖縄そのものなのだ。


私の人生を変えた沖縄。沖縄の映画はこの三作品だけでは到底語り尽くせない。

皆さんは大島渚監督の「夏の妹」という作品をご存知だろうか?

「沖縄映画ベスト3」、To Be Continuedです!





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この記事へのコメント
ぴーやしさん、はじめまして。広島で三線を弾いてるろくと言います。
ぴーやしさんのBEST3シリーズ、興味を持って読ませてもらってますよ〜(^O^)/

ナビィの恋もホテルハイビスカス?も、僕も大好きな映画です。と言うか、沢山の沖縄フリークを産んだ作品かも知れませんね〜僕が今の状態に有るのも、やはり映画の影響が大きいです。

僕が一番好きな白雲節は、ホテルハイビスカスのラストで家族が一緒にポーズを取るシーンから、いきなり沖縄の海に画面が切り替わり、この唄が流れますよね〜 この瞬間に虜になりました。あの頃は唄の題名も、歌詞の意味も知らなかったんですけどね。

パイナップルツアーズはまだ見ていないんですが、浜比が島を舞台にした『おぎゃあ』と言う作品も好きです。ここでも余貴美子さんがあんまぁの役で、ホテルハイビスカスとは違った味をだしてますね〜

これからも、時々お邪魔させてい。よろしくお願いします!
Posted by ろく at 2008年03月09日 08:56
ろくさん、ありがとうございます。コメント嬉しく拝見しました。

実は貴兄の「沖縄的生活」、勝手にお気に入りに入れて拝見させていただいております。

「おぎゃあ」、面白そうですね。早速TUTAYAへ行ってみます。

「白雲節」、いい唄です。私は大城美佐子さんの曲をよく聴いています。
三線は私も少しかじりますが、琉球民謡協会の新人賞を受けようか迷っている段階です。(初心者という訳です)

こちらこそよろしくお願いします。三線や島唄のことをいろいろ教えていただければ幸いです。
Posted by ぴーやしぴーやし at 2008年03月09日 15:04
ピーヤシさん、
小林薫がでてて、ふれて泥食べる沖縄映画 ご存知ないですか?
とてもおもしろかったのですが、東洋テープにあったビデオなくなっちゃったのです・・・
      タイトル思い出せず・・・
Posted by ひろぷぅひろぷぅ at 2008年03月11日 09:22
ひろぶぅさん、こんばんは。

小林薫の沖縄映画といえば、高嶺剛監督の「ウンタマギルー」、あるいは「パラダイスビュー」ですね。
ぴーやしはどちらも見ていないんです。是非見てみたい!
TUTAYAにあるかな?探してみます。
Posted by ぴーやしぴーやし at 2008年03月11日 23:00
パラダイスビュー;だはずです! 聞いてみるもんですね ありがとうございました
  異常におもしろかったので、ぜひ探してみてください。
Posted by ひろぷぅ at 2008年03月13日 11:24
ひろぶぅさん、おはようございます。
「パラダイスビュー」、アマゾンとヤフオクを探してみましたが在庫切れとのこと。
今度の土日にTUTAYAの店頭で探してみます。
Posted by ぴーやしぴーやし at 2008年03月14日 06:05
お久しぶりです~
旦那が転勤のため、今月末で沖縄を一時離れることになりました~
只今、引越し準備真っ最中です(^^;)

ナビィの恋、私も好きです☆
登川誠仁のおじぃが弁当時間を英語で言っていたのがサイコーでした!
Posted by summersummer at 2008年03月15日 18:27
summerさん、お久しぶりです。コメントありがとう。

「ナビィの恋」の誠小先生、絶妙でした!仕事に行くとき、アメリカ国歌を弾きながら出かけてましたね~。

お引越し大変ですね。どのあたりにお住まいになるんでしょう?
こちらでも颯爽と風を切って走っていく summerさん、応援してますよ~(^o^)/
Posted by ぴーやしぴーやし at 2008年03月15日 21:14
 
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