ゆらてぃく
ゆらてぃく@UHU OpenStage
18日午後7時、バスに乗りライブハウス「UHU」へ向かった。
なんとなく空気が湿っぽい。セノバからお店に向かう私の足取りは緊張のため重かった。
静岡の数多くのミュージシャンが出演してきたライブハウスのステージに初めて立つのだ。
以前「白花」で一度出演したことはあるが、後ろでちょろちょろウクレレを弾いていただけで、今回ソロ出演もある「ゆらてぃく」初ステージとは感じるプレッシャーはけた違いだ。
7時25分、お店のドアを開け階段を降りる。シアンさんの声が聞こえる。
あれ!二人だけ?
出来たての新曲を披露するシアンさん
シアンさんは生姜焼き定食を食べながら店長と話をしていた。生ビールのジョッキも。
他に誰もいない。毎水曜日の“オープンステージ”はお店がミュージシャン達に練習の場を提供する日なので、お客さんはめったに来ないとのこと。
な~んだ。緊張の糸が切れ、私も先に食事することにした。もちろん生ビールも。
珍しくお客さんが3人見えたが我々のステージを見ることなく帰ってしまった。ストーンズのコピーバンドのメンバーだそうだ。
さて、「ゆらてぃく」は店長以外見てくれる人のいないステージに上った。
まずはシアンさんのオリジナル「雨が降る前に」と「朝7時30分」。きっちり練習していないため細かいところが合わない。
続いて「岬めぐり」。今回から私がメインボーカルを担当。イントロ・間奏はシアンさんのカズーで。ちょっとテンポが速すぎた。
再びシアンさんの新曲「HUU-HU」。循環コードなので難しくはないがサウンドは未完成だ。
いよいよ私のソロコーナーが来た。当初は沖縄民謡の弾き語りを考えていたが、G.S.(グループサウンズ)の弾き語りでライブ出演を目指す私は、手始めに「テンプターズ・メドレー」でスタート地点に立つことにした。MCも交えて「エメラルドの伝説~神様お願い~今日を生きよう」の3曲メドレー。LGの“サム“を使ったがラハイナの方が良かったかも。
ラストはお互い楽器を持ち替えて「宴唄」。これが一番出来が良かった。
まだ時間があったのでシアンさんが出来立てホヤホヤの新曲を披露した。いい感じ。「ゆらてぃく」のレパートリーに加わりそうだ。
演奏の途中から入店した一人のお客さんから拍手をいただいた。(この人は次のステージを使うグループのメンバーだった)
「ゆらてぃく」の“あしたのために その2” UHU初ステージは予想外の展開だったが、演奏後のチューハイは美味かった。
次のグループの練習を2~3曲聞いてお店を出たら雨が降っていた。お互い濡れながらJR駅へ急いだ。