日常雑感
顔合わせ食事会

娘が婚約し、“顔合わせ”のため先方のご両親が来静した。
食事会の会場は東海の名園「浮月楼」。
静岡市民なら知らない人はいない結婚式場・料亭である。
歴史好きの方ならご存知の最後の将軍・徳川慶喜公の隠居邸宅で、その庭園(タイトル
写真)は一見の価値がある。
受入れ側の我々3人は時間より30分前に浮月楼に到着。
ロビーは本日の挙式関係者でごった返していた。これから3組の結婚式が行われるそうだ。
本館から少し離れた旧館の青葉の間に通され、仲居さんと簡単に打ち合わせをして先方を
待った。
そして午前11時50分、新郎K君とご両親が到着した。
青葉の間から外を見ると、これから行われる結婚式の会場が見渡せる。
ご両親は広島在住で、私とほぼ同年代。泊りがけで静岡に来られたそうだ。
着席の後K君のお父さんが挨拶し、両家の紹介と乾杯が行われた。
そして我々の顔合わせ会と同時に庭園では1組目の結婚式が始まった。
今日は比較的暖かかったので良かったが、風でもあると冬は参列者には辛いだろう。
(勿論屋内の式場もある)
絶妙なタイミングで出てくる懐石料理は美味しく、親父同士でビールが進んでしまった。
外では2組目、3組目と入れ替わり立ち替わり式典が進行している。
我々はそれを見ながら花嫁の衣装がどうだ、年齢はどうだ、などと批評しながらアッと言う間に3時間近くが過ぎ、“顔合わせ食事会”は和やかな内に無事お開きとなった。
お目出度い会合だったが、私の胸中は複雑なものがあった。
娘達の結婚式は夏になる予定だ。